先日，損害賠償事案が解決しました。

請求されている側の立場でしたが，

弁護士介入後の交渉により，請求額の３分の１で示談が出来ました。

相場より高額な請求でしたので，落ち着くところに落ち着いた結果です。

債務不履行でも不法行為でも，損害賠償額の算定というのは

困難であり，金額を巡って争いになることがあります。

お互い歩み寄ることにより示談が出来れば良いのですが，

当事者同士ですとなかなか上手くいきません。

そうなると最終的には裁判で決着をつけることになるのですが，

そうなると費用負担や時間浪費だけでなく，精神的にも疲弊してしまいます。

当事者同士の交渉だとまとまらない原因として，感情が許さないことはもちろんですが，

裁判になった場合の落ち着きどころ（社会通念上の相当額）が分からないということも挙げられます。

落ち着きどころを知り，円満かつ早期解決を目指す場合には，

弁護士のアドバイスを求めることをお勧めします。

弁護士は，訴訟になった場合の落ち着きどころを予測し，アドバイスを致しますので，

結果的に早期・円満解決に至ることもあるからです。

上記のような問題でお困りのかたは，法律事務所や弁護士会に相談されることをお勧めします。