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原因特定の重要性
2015年4月1日 カテゴリー:コラム
法的紛争に限らず,何が問題になっているのかを
特定することは,しかるべき対応するための大前提として
非常に重要です。
例えば,腰から太ももの辺りにかけて痛みがあるときに
何が原因かわからずにいると,最善の治療手段を行わず,
また運動すべきでないのに軽くみて運動し,悪化させたりしてしまいます。
その結果,完治まで長引くことになります。
このような場合,レントゲンをとり,ヘルニアが原因なのか,
肉離れといった筋肉の負傷が原因なのか,複合的なものなのか
を特定することは,最善の治療方法の選択や安静にしておくべきか
どうかといった対応に影響します。
トラブルも同様で,抱えているストレスの原因であるトラブルが
何なのかを特定することが重要です。
事実上・感情的なものなのか,法的紛争なのか,法的紛争ならば,どのような法律問題と
なっているのかを特定することで,最善の対応を選ぶことができるのです。
間違った原因特定をしてしまい,とるべき対応を間違えると,紛争が悪化,長期化
しかねません。
特に企業関係の紛争は,複数の事情が絡むことが多いので,しっかりと
原因特定をして,取るべき最善の手段を選択するよう心がけてください。
トラブルを抱えておられる方は,ご自身だけで判断しようとせずに,お近くの
法律事務所など専門家に相談されることをお勧めします。